「車を買おうと思うんですが、どう買ったら得ですか?」
よく聞かれる質問です。
漠然としてて答えづらいのですが、Q&Aで整理します。
Q1.現金 or ローン
A1.可能なら現金
利息部分は経費になりますが、出費には違いないので、ニコニコ現金払いが可能ならその方が当然資金的に得です。
Q2.リース or ローン
A2.楽で読みやすいのはリース、経費化急ぐならローン
リースは毎月定額で経費になるので収支や資金繰りが読みやすいです。
またリース料には保険料、税金、メンテナンス料等が通常含まれるので管理が楽で、車両が多く経理的余力が少なければメリットがあります。
ローンは現金購入と同じく減価償却により経費化しますが、定率法なら前半の償却費が多く、早く経費化できます。
リースとローンでどちらが支払額が少ないかと言うと契約内容に寄ります。
Q3.残価設定ローンはアリ?
A3.安く乗れる
残価部分は払わないので月々少ない金額で乗ることができます。
経費化についてはローンと同様です。
走行距離などの縛りがあったり、他メーカーへの乗り換えが事実上難しくなるなど多少制約はありますが、それがOKなら「アリ」です。
Q4.サブスクはアリ?
A4.リースとほぼ同じ
自動車メーカーが直接リースしていて、車の入れ替えができる契約がサブスクなのでメリット、デメリットはリースと同様です。
好きなメーカーがあるなら「アリ」です。
Q5.新車 or 中古
A5.税務的には中古が得
中古は耐用年数が短くなるので早く経費化できます。
4年落ちの乗用車を期首月に買えば、1年で全額経費になります。
Q6.個人 or 法人
A6.法人の方が経費化しやすい
個人の場合は家事用との区分があるので、100%経費にはしにくいです(2台あって1台を家事用にすればもう1台は100%経費OK)。
法人の場合は全て経費という建前があるため、経費にしやすいです。
ただし、役員社員数より車の台数が多いとか、極端に高いような場合には経費にならないことがあります。
Q2のリースに関して、2027年からリース会計基準が変わるという話があるので、税務ベースの中小企業においても会計処理が変わる可能性があります。
まだ先の話ですが、情報が出てくればまた解説します。