昨日は健康保険組合を取り上げましたが、「国民健康保険組合」というものもあります。
これは名前は似ていますが全く別物で、国民健康保険をベースにした業界別かつ地域別の健康保険制度です。
国保組合は全国に158組合あり、加入者は約400万人、業種としては医師、歯科医師、建設業、美容師、税理士などがあり、個人で営む業種が多くなっています。
事業を行なっている地域に国保組合があれば、国保組合か協会けんぽかのどちらかを選ぶことができます。
なお、年金についてはどちらを選んでも厚生年金になります(個人事業者で任意加入の場合は国民年金も可能)。
<メリット>
・保険料は給料が増えても定額
・扶養家族に所得制限がない
・国民健康保険に比べると組合独自の福利厚生がある(検診や常備薬配布など)
<デメリット>
・扶養家族にも保険料が必要(協会けんぽでは0円)
・任意継続制度がない(退職すると市町村の国民健康保険へ)
・出産手当金(産休手当)がない
<その他特徴>
・傷病手当金は組合による
・保険料は原則本人負担ですが、半額会社負担にしているケースも多い
国民健康保険の一種なので、特徴も国民健康保険と似ている部分が多いです。
保険料が定額というのが最大のメリットですが、給料が少ない場合は協会けんぽの方が本人負担が少ないこともあります。
また所得が多くても扶養家族に入れますが、安いとは言え扶養家族にも保険料が発生するので、家族が多いと協会けんぽより保険料が高くなることもあります。
違いを理解した上で制度を選んで、福利厚生として不足すると思われる部分は民間の保険など他の方法で補うようにしましょう。


