音楽、映画、車、洋服、コーヒーなど様々なサブスクが登場しましたが、ついにこんなものまで。

　書店の丸善が、法律書籍読み放題サービスを手掛けるリーガルテクノロジーのシステム基盤を利用して、税務・会計書籍の読み放題サービスを始めるそうです。

 

　何でもネットで検索できる時代ですが、ネット上の情報は玉石混交。
思いっきり間違ったことが書いていることもあります。
その点書籍は出版までに内容の検証が十分にされているので信頼度は高いです。ただし専門書は高い…。
一部分読みたいだけなのに、３，０００円とか５，０００円する本を買わざるを得ないこともあります。

　今回発表された「丸善リサーチ」という読み放題サービスは月額３，５００円＋税。
参加している出版社は、大蔵財務協会/新日本法規出版/新日本保険新聞社/税務経理協会/中央経済社/東洋経済新報社/日本証券アナリスト協会/日本実業出版社/日本法令/野村資産承継研究所/法令出版/ロギカ書房の１２社。
専門書の出版社の中ではメジャーどころも含まれていて、当初は数百冊でスタートするようです。

 

　１１月末まで無料なので試しに登録してみました。
「相続税」で検索すると２０１冊、「事業承継税制」だと７８冊出てきました。
タイトルだけでなく本文も検索できるようで「低額譲渡」とピンポイントで検索しても８０冊出てきます。
これで３，８５０円なら税理士や経理部門なら十分元は取れそうです。

　検索はしやすいのであとは参加する出版社が増えて蔵書数が増えれば、契約数が伸びていくかも知れません。

 

　なお契約した場合には「支払手数料」「新聞図書費」などの科目で経費化します。