もし、あなたがドラフト1位でカープに指名されたら

posted by 2013.07.25

 Baseball Equipment Laying on Grass

 「もし、あなたの書いた本がベストセラーになったら」の続編です。
毎年の所得の変動が大きい人の税金をならすための制度として「平均課税」を紹介しました。
代表的な例として作家を挙げましたが、その他で平均課税の対象となる業種としては作曲家、漁師、養殖、プロ野球選手などがあります。
養殖はなぜか「はまち、まだい、ひらめ、かき、うなぎ、ほたて貝、真珠(真珠貝を含む)」に限定されています。

 プロ野球選手の場合は、契約金が平均課税の対象です。ドラフト1位なら契約金1億円なんてザラです。普通に確定申告すれば3700万円の所得税ですが、平均課税を使って確定申告すれば3000万円ぐらいで済むかと。

もしあなたが今年のドラフト会議でカープに1位指名されたら、この記事のことを思い出して下さい。

 ちなみにプロ野球選手の年棒部分は給料のように見えますが、「売上」と扱われ、事業所得として申告しています。
売上ということは消費税もかかります2年前の売上が1000万円超だと消費税を払わないといけないので払っている選手が大半だと思われます。
先日もプロ野球選手が消費税の値上げに戦々恐々としているという記事を見ました。華やかな世界ですが税金面ではなかなか大変です。