来年の確定申告準備

posted by 2023.04.18

setsubun_akaoni

 確定申告が終わって約1か月。
喉元過ぎれば…ではないですが、大変だったことも忘れてしまいがちです。
来年スムーズに確定申告できるように今からできることをやっておきましょう。

 

<納付>

振替納税やダイレクト納付にしておけば、ギリギリになっても納付で焦らずに済みます。振替納税はすぐ手続きできますが、ダイレクト納付は2か月ぐらいかかることもあるので時間的余裕のある今のうちに登録しておきましょう。

・1年遅れの住民税や事業税、所得税や消費税の予定納税など1年間の納税スケジュールを把握して資金繰りを想定しておきましょう。なお令和4年分の振替納税は所得税が4/24(月)、消費税が4/27(木)ともうすぐです。

・今年はインボイス導入年でもあり、初めて課税事業者になる方もおられると思います。所得税と異なり、消費税は赤字でも納税があるため、運転資金に紛れてしまわないよう必要額を別口座によけておきましょう。

 

<資料収集>

・春先は固定資産税、自動車税など税金の支払いが続きます。領収書をなくさないように場所を決めて保管しておきましょう。

・確定申告作業の記憶があるうちに来年用の必要書類のリストを作っておけば漏れのない資料準備が可能です。

 

<処理>

・溜めるとやる気がなくなります。領収書の整理や入力は長くても1~2か月単位で進めておきましょう。

 

<節税>

専従者給与を支給するには届出が必要です。早く届出を出せば経費にできる金額も増えます。1年のうち6か月超従事することも要件の1つなのでその意味でも早めに手続きしましょう。

・株や不動産の売却などイレギュラーなことがあった場合は早めに税理士に伝えるか税務署に相談しましょう。来年以降の話になりますが買換え申請の期限が短くなる改正もあり、年明けに売却の話を聞いていては間に合わないことも起こります。

 

<ふるさと納税>

・年末ギリギリの寄附だと一気に届いて食べ切れないようなことも起こります。去年の所得をベースに限度計算をして、計画的に寄附するのがお薦めです。

 

 段取りやスケジュールの面を中心にピックアップしましたが、改正が絡む項目や特に注意してもらいたい項目については、今後も随時発信していきます。