本を出版しました②

posted by 2020.06.1

 ブログの中の人である山中が本を共著で出版したのでご紹介します。

 4/2に発売されていたんですが、緊急事態宣言真っ只中で、コロナ関連の投稿を優先していたら宣伝が6月になってしまいました。

 

<タイトル>

『契約書リーガルチェックのポイント』

 -事例でみるトラブル条項例-

 今回のタイトルは比較的短めでスッキリしています。

 

<テーマ>

 ここ数か月のような緊急事態になると改めて契約書を見直す機会も増えています。平時には問題なかった内容も有事にはトラブルになったり、改善すべき点が出てくることがあります。
契約書のひな型はネット上にいくらでもありますが、どの文言が重要でどんな書き方がトラブルにつながるかまでは分かりません。
そこで本書では実際にトラブルになった事例や判例を取り上げ、改善すべきポイントや予防策を解説しています。

 

<目次>

第1章 契約全般(共通)

① 表現、形式、用語 ② 契約期間 ③ 解除、解約 ④ 損害賠償 ⑤ 裁判管轄(準拠法)

第2章 契約種類別

① 売買 ② 賃貸借 ③ 請負 ④ 業務委託 ⑤ 金銭消費貸借、和解 ⑥ 雇用・労働 ⑦ ライセンスの使用許諾 ⑧ システム開発・共同開発 ⑨ 株式譲渡・事業譲渡

 それぞれの中で【設問】【判例】を元に解説し、税務的に留意すべき点を適宜【コラム】として掲げています。

 

<著者>
・弁護士:秦 周平、奥山隆輔、北野了考、田尾賢太、塚本 健、髭野淳平、吉田将樹
・弁理士:仲 晃一、田中 勲
・税理士:山中俊郎

企業法務、知財に携わる実務経験豊富なメンバーが集まっています。

 

<ここで買えます>

 新日本法規:https://www.sn-hoki.co.jp/shop/item/5100118

 アマゾンでも買えるようです。

 

<あとがき>

 普段何気なく契約書を読んでいて、簡単なものは作成することがありますが、それってすごく怖いことやなとこの本を作る中で感じました。
たまたま今問題になってないだけで、すごく不利な内容だったり、揉めたら収拾つかないなと思うような内容もあり得ます。

 税務的な論点としては、契約書の書き方によって変わる税務の取扱いやトラブルに関連する税務など”違和感”を感じる部分を中心に書いています。
また国税当局と税務裁判となった事例を取り上げ、改善ポイントを解説しています。

 

 実践的で面白い本だと思うので、弁護士税理士など契約書に携わる士業の方、企業の法務や総務担当の方におススメします。

 

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