今流行りのサブスクリプションですが経理処理はどうなるのでしょうか。
サブスクリプションとは元々は「定期購読」を意味する言葉ですが、昨今では毎月一定額を払ってソフト、高級車、服、音楽、飲食などのサービスを受ける権利として広まっています。
法人で出てくるものとしては会計やグラフィックのソフトウェアなどがあります。
<メリット>
・初期費用が買い切り型に比べ安い。
・最新の状態にアップデートされている。
・解約しやすく、お試しでも使える。
<デメリット>
・長く使うと買い切り型より総支払額が高くなる。
・パッケージ型であれば不要なサービスも含まれていることがある。
<経費処理>
・毎月払いであれば「支払手数料」などの科目で経費処理。
・一括払いで期間が1年以下であれば短期前払費用として経費処理、1年超であれば来期以降の分は前払費用。
・定期的な使用料とは別に『永久使用料』や『初期費用』として支払う場合、10万円以上(中小企業者等は30万円以上)であれば「ソフトウェア」として資産計上して5年で償却。
税法など法改正の影響を受けやすいものは常に最新の状態にアップデートされるサブスクリプションに向いていると言えます。
逆に会計のようにめったに変わらないものであれば買い切りの方がコストが安いこともあります。
流行りや目先の支払いだけでなく、機能とコストの見合いで導入の仕方を検討するようにしましょう。