今度の日曜は参院選ですが、参院選でよほどのことがない限り、消費税は予定通り１０月に１０％になりそうです。
これまで様子見だったお客様からも「ほんまに１０％になるんですよね？」と質問もいただきます。

　まだのところはさすがにレジや価格設定について準備を進めてもらった方が良さそうですが、今回は広告や表示の仕方についての注意点を見ていきます。
８％になった時は広告での消費税のうたい方について、ルールが厳しかったのですが、増税後の景気悪化があったため、今回は若干緩くなっています。

 

＜ＮＧな例＞

・「消費税還元セール」

・「消費税はいただきません」

・増税前の駆け込み購入を過度に煽る広告

 

＜ＯＫな例＞

・「１０／１以後２％値下げ」「１０％値下げ」

・「１０／１以後２％ポイント還元」

・２％以上の便乗値上げ（前回は暗に禁止。今回は需給の動向やコスト変動など合理的な理由に基づき、値上げすることは経営判断として自由）

・２０２１年３月３１日までは税抜表示ＯＫ（税込と誤認されないよう、商品ごとまたは一括で”税抜”であることを表示）

 

　住宅や車の購入に関する増税後の特典や、中小店舗でのキャッシュレス決済のポイント還元があることから、駆け込み需要は前回ほどなさそうです。
とは言え９月末は商機ではあるので、引渡しが１０月以降になる場合でも店側が２％負担することで販売促進を図る動きはありそうです。