交際費の減税③

posted by 2013.05.15

 交際費のイメージは、「得意先に対する飲食、旅行、ゴルフ等での接待や、中元、歳暮の贈答などの費用」といったところでしょうか。 
確かに間違いではありませんが、税務ではその範囲はもっと広いものとなっています。
経理担当者が勘定科目を交際費にしたから税務でも交際費というわけではありません。
寄附金、値引き、広告宣伝費、福利厚生費などにも税務では交際費とするものがあります。 
税務で考える交際費の相手方は、社外の人間だけではありません。
その会社の役員、従業員、OB及びその家族も含まれます。 

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例えば新人歓迎会全社員対象に行う会社も多いと思います。
これは超豪華でない限り福利厚生費です。
同様に、会社行事とまではいきませんが、上司と部下数人が近所の居酒屋で会議や打上げ等を催し会議費や福利厚生費とすることもよくあります。
これは交際費となる可能性大です。
全社員ではなく特定の自社の社員への接待、供応、慰安、贈答は交際費になります。
ちなみにこの場合5,000円以下でも交際費です。
(つづく)