１０／２から「つみたてＮＩＳＡ」の口座開設が始まっています。
今までのＮＩＳＡもあるし、ｉＤｅＣｏもあるし、一体どれをやればいいのか悩ましいところです。
各制度との違いを見ながら「つみたてＮＩＳＡ」について解説していきます。

 

＜つみたてＮＩＳＡとは＞

株式や投資信託の配当や売却益が非課税になるＮＩＳＡの一種。
金融庁指定の投資信託を毎月積み立てるイメージ。
年間の投資上限は４０万円で非課税期間は２０年。

 

＜ねらい＞

投資初心者である若年層に低コストの投資信託を毎月コツコツと積み立ててもらい長期の資産形成を促すのが目的。
予想では利用者は３６０万人を超え、総投資規模は１０兆円を上回ると言われていて証券会社にとっては投資家の裾野が広がることが期待されます。

 

＜対象商品＞

スタート時点では１０３本の投資信託が対象。
インデックス型（株価指数に連動）が９０本、アクティブ型（運用者の腕で市場平均以上のリターンを目指す）が１３本と初心者向けの堅い商品が中心です。
また長期投資に向くよう信託報酬などの手数料は低めで、運用資産を減らさないよう毎月分配しないことも商品の条件となっています。

市場には公募投信だけで５０００本以上あり何を選んでいいのか分からないという声も多かったので、「つみたてＮＩＳＡ」は長期運用、低コスト、安全なものにあらかじめ絞って選びやすくしていると言えます。

 

　次回は現行のＮＩＳＡとの違いを見ていきます。