20年以上連れ添った配偶者に自宅を贈与した場合に2000万円控除できる特例がありますが、この添付書類が平成28年から緩和されています。
従来は贈与した後の自宅の登記簿謄本が必要でしたが贈与契約書など贈与の事実が確認できる書類でOKとなりました。
登記すると司法書士さんから登記簿謄本を1通はもらうと思います。
さらに税務署提出用にもう1通必要でしたがそれが要らなくなります。
<必要書類>
① 戸籍謄本(贈与後10日以上経過)
婚姻関係の確認
② 戸籍の附票の写し(贈与後10日以上経過)
住所の推移の確認
③ 贈与後の登記簿謄本その他の書類
贈与事実の確認。登記簿謄本以外に贈与契約書や贈与証書でもOK
④ 住民票の写し(居住後)
②で確認できれば不要
⑤ 土地の相続評価明細や建物の固定資産税評価証明
評価額の確認
2000万円贈与は節税効果が高いのでよく使われますが、要件や注意点については次回見ていきます。