「領収書の宛名どうしましょう?」
「宛名も日付も空けといて~」
レジでよくあるやり取りですがこの領収書は税務上問題ないのでしょうか。
これは問題ありです。
宛名はまだいいでしょう。「上様」と書くこともあります。
宛名がないと本当に本人がもらったかどうかが証明できないので良くはないですが「上様」も商習慣としてありますし、お昼でお店が忙しいタイミングだったとか何か理由がなくはないでしょうから。
ただ日付がない領収書は事実かどうかを証明する能力がありません。
もしそんな領収書をもらったら少なくとも事実と一致させるために日付をメモしておいて、経費にする際は出金伝票などで日付を補完しておきましょう。
さらに上手をいく「金額抜きの領収書」なんてのもありますがこれは論外です。
確定申告でこんな領収書を見つけたらさすがにはねます。
お店としては気を利かせているつもりなのでしょうが、税務署は疑うのが仕事ですので日付も金額もなければ架空経費として使われると考えるのが自然です。
”残念”な領収書にご注意!