先日2月14日にこけら落としゲームのあったガンバ大阪の新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」。
ピッチと観客席がとにかく近くて迫力がスゴイ!と評判も上々です。
スタジアムの素晴らしさもさることながらすごいのは建設費140億円の大半が寄附で賄われたという点。
①スタジアム建設募金団体が法人や個人から寄附を集め、②完成後吹田市へ寄附し、③吹田市はガンバ大阪を48年の契約で指定管理者に任命する、という流れになっています。
所有は「市立」であるため寄附をした法人や個人は税制上の優遇を受けられます。
法人は全額損金算入、個人はふるさと納税の対象として2000円を超える部分が税額控除されます。
最終的には法人から約99億円、個人から約6億円の寄附があり、残りは助成金で賄われています。
さらに5万円以上の寄附をした方はネームプレートで名前が残ります。
ファンの想いと寄附の仕組みをうまく組み合わせているので今後も寄附を活用したスタジアム建築は広がりそうです。
ふるさと納税の最近の変更点をおさらいしておきます。
① ワンストップ特例
H27.4.1以後で5ヶ所までの寄附なら確定申告不要
② 控除額が倍増
平成27年以降は控除額が住民税の1割から2割へ拡大。
年収500万円なら限度額が約3.5万円から約7万円に拡大しています。