贈与税減税の添付書類

posted by 2016.02.4

 平成27年から相続税が増税されましたが一部減税されたものもあります。

その1つが直系尊属からの贈与税率引き下げ
20歳以上の方が父母や祖父母など直系尊属から贈与を受けた場合の税率が低くなっています。
これは高齢者世代に偏った金融資産を若い人に移転させて経済を活性化させようという意図があります。

 

 この特例を受けるには書類の添付要件があります。
20歳以上であることと直系尊属からの贈与で有ることを証明するために、もらった方の戸籍謄本等が必要です。

 

 なおこの減税の効果は課税価格が300万円以上で出るので基礎控除の110万円を引く前で410万円以上の贈与の場合のみ戸籍謄本等が必要です。
300万円未満の贈与の場合、一般の暦年贈与でも直系尊属からの贈与でも税率が同じですので戸籍謄本は必要ありません。

逆に言うとこの減税の効果は410万円以上の贈与でないと出てこないということになります。

 

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