参院選の結果を受けて廃止の方向で進むガソリンの暫定税率。
普段目にするのは「リッター170円」といった店頭での価格ですが、ガソリンについてはどんな税金がいくらかかっているのでしょうか。
1.ガソリン
① 価格の内訳(例:170円)
・本体価格 :98.0円
・ガソリン税:53.8円 ※
・石油税 : 2.8円
・消費税 :15.4円
※ガソリン税(正式には揮発油税+地方揮発油税)
うち本則税率 28.7円
うち暫定税率 25.1円
税金の合計は72円で約42%が税金ということになります。
暫定税率は1974年に道路特定財源の上乗せ部分として導入され、その後2009年に廃止されましたが、一般財源化して今日に至ります。
なお暫定税率の25.1円が廃止されても補助金の10円も同時になくなるので、実際に下がるのは15.1円程度になりそうです。
② 消費税
暫定税率の話とは別で消費税の二重課税問題も争点になっています。
上記の例の消費税15.4円は「本体+ガソリン税+石油税」の合計にかかっており、税金に税金を掛けている形になっていることから「二重課税ではないか」という声も上がっています。
2.軽油
① 価格の内訳(例:150円)
・本体価格 :104.4円
・軽油引取税: 32.1円 ※
・石油税 : 2.8円
・消費税 : 10.7円
※軽油引取税
うち本則税率 15.0円
うち暫定税率 17.1円
税金の合計は45.6円で約30.4%が税金とガソリンよりは少し割合は低くなっています。
ガソリン税の暫定税率は廃止されそうですが、軽油引取税に関しては地方自治体の税収への影響が大きいこともあり、現時点では廃止の対象外となっています。
ガソリンの暫定税率が廃止された場合、次は軽油引取税の暫定税率もテーマになりそうです。
② 消費税
ガソリン税と異なり、軽油引取税には消費税が課税されておらず、二重課税にはなっていません。
一応税の仕組みとして取り扱いが異なる理由はあるのですが、ディーゼルのユーザーからすると不公平感はありそうです。
さまざまな問題をはらむ石油諸税。
家計への影響も大きいだけに今後の動きが注目されます。


