個人事業主の起業セミナー ② 税金の基本

posted by 2024.11.15

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 セミナー1時間目は「税金の基本」です。

 

① 税金の基本

 個人事業主に関わる主な税金としては所得税、住民税、消費税があります。

 

<所得税>

・1から12月の1年間の儲け(所得)にかかる国の税金

・計算方法(所得-所得控除)× 税率

・所得  収入-経費

・所得控除個人の生活状況等に応じた15種類の軽減措置

・税率  :5~45% 儲けが大きいほど税率が高くなる累進税率

・申告  :個人事業主は確定申告により税額が確定。赤字なら0円

 

<住民税>

・個人事業主に関わる主な地方税は市町村民税、道府県民税、事業税の3種類

・計算方法:所得税と同じ。但し所得控除は住民税の方がやや小さい

・税率  :市町村民税と道府県民税は合わせて10%。所得税と異なり一定
      事業税は業種に応じて3、4、5%の3種類

・申告  :通常は所得税の申告情報が自動的に市や県に伝わるので不要
      赤字でも均等割4,000円はかかる。

 

<消費税>

・所得税や住民税と異なり、全員にかかるわけではない。

・課税事業者2年前の売上が1000万円超 または インボイスを取得している

・計算方法原則課税 または 簡易課税

・原則課税:受け取った消費税-支払った消費税

・簡易課税:受け取った消費税-業種に応じた率(40~90%)で簡単に計算

・どっちが得?人件費率が高ければ簡易課税、原価率が高ければ原則課税が得。
        但し簡易課税を選べるのは2年前の売上が5000万円以下の事業者

 青色申告のメリットは次回へ続きます。