利益と分配 ① 何が有利?

posted by 2024.08.28

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 会社で利益が出た場合の分配方法には様々なものがありますが、税制上は何が有利なのでしょうか。

 選択肢としては、役員報酬、役員賞与、配当、業務委託費等がありますのでそれぞれの特徴を見ていきます。

 

1.役員報酬

<こんな会社に>

・身内だけの会社

・役員が出資もしている

<メリット>

・給与所得控除で圧縮できる(上限あり:年収850万円で195万円)

・払った会社側で経費になる

<デメリット>

・社会保険料がかかる

・一度決めたら決算が終わるまで変更できない

・払った会社側で消費税が控除できない

 

2.役員賞与

<こんな会社に>

・業績を読むのが難しく固定の役員報酬では払いにくい

<メリット>

・利益に応じた分配ができる

<デメリット>

・事前確定届出給与でない限り経費にならず、法人税の課税対象

・社会保険料がかかる点、消費税が控除できない点は1と同様

 

3.配当

<こんな会社に>

・創業家で非役員の人に分配したい

・法人が株主になっていて、個人より法人に分配したい

<メリット>

・法人株主であれば受け取った側で課税が少ない(受取配当等の益金不算入)

<デメリット>

・配当は税引後利益から行うので経費にならない

・個人株主は総合課税で税率高い(上場配当なら分離で20.315%、非上場配当なら総合で15.105%~55.945%)

 

4.業務委託費等

<こんな会社に>

・複数の会社が集まって共同事業をしている

<メリット>

・経費になり、消費税も控除できる(受け取った側では売上で法人税課税、消費税も納付)

・利益に応じた分配ができる

<デメリット>

・コンサル料、業務委託費などの名目の場合、業務実態の立証が必要

・役員報酬と認定される税務リスクあり

 

 一長一短があるため、これがベスト!と言うよりは状況に応じて選んでいくことになります。