令和３年７月１２日から税務署の”内部事務のセンター化”により、申告書の提出先が変わります。

　センター化の目的は「内部事務の効率化・高度化を図るとともに、納税者利便の向上や外部事務（調査・徴収事務）の充実・高度化を目指す」ことだそうです。

　いきなり全部は大変なので、令和元年７月から一部税務署で試行されており、それがこの７月で拡大、令和８年には全ての税務署がセンターに移行する予定です。

 

　大阪国税局管内の場合、７月１２日から変わるのは以下の税務署です。

・大阪福島署・西淀川署・東淀川署・大淀署　⇒（仮）東淀川センター

・浪速署・東成署・北署　⇒（仮）北センター

・灘署・長田署・須磨署・神戸署・兵庫署　⇒（仮）神戸センター

 

　なお、業務の内容によってセンター化するものと税務署に残るものとがあります。

＜センター化＞

・書類の郵送先（直接持ち込みは不可）
・提出物に関する税務署からの問い合わせ

 

＜税務署に残るもの＞

・電子申告
・税務相談
・申告書等の用紙の送付
・納税証明書の発行
・現金納付

 

　所得税については約６割、法人税については約９割が電子申告になっているのであまり影響はないかも知れませんが、書類で提出している方は７月以降は気をつけましょう。
なお、うっかり税務署に送ってしまっても受け付けはちゃんとしてくれます。