マイナンバー通知カードの廃止

posted by 2020.05.19

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 コロナに関連して久しぶりにマイナンバーがニュースに登場しました。

 国民全員に10万円を支給する特別定額給付金のオンライン申請にマイナンバーカードが必要なためです。
特別定額給付金の申請には、郵送とオンラインがあります。
郵送の場合は市役所から届いた書類に署名押印して、本人確認書類と通帳コピーを添付して送り返します。
オンラインの場合は画面上で処理してマイナンバーカードをスマホかカードリーダで読み込んで世帯主の情報を添付します。
オンライン申請の方が早く入金されるという情報も出ていたので、この機会にマイナンバーカードを取得しようとする方が増えています。

 

 それに輪をかけたのが「マイナンバー通知カード」の廃止。
平成27年10月のマイナンバー導入時に国民全員に送付されたのが「通知カード」
通知カードはマイナンバーの証明にはなりますが、本人確認書類にはできない仮の書類として交付されていますが、この通知カードの期限が令和2年5月25日とされました。つまりあと1週間ほどで廃止されます。

 廃止されると使えなくなったり、今後マイナンバーカードの取得ができなくなるかというとそういうわけではありません。
ただ5月26日以降は氏名住所などの内容変更や再交付はできなくなります
マイナンバーを確認する手段としては住民票を取ることが基本になります。

 

 現在16%程度にとどまる普及率を上げていくために期限を切っているのですが、特別定額給付金申請と同じタイミングになってしまったため、マイナンバーカードを申請しようという方が殺到して、現状では発行まで1~2か月かかるようです。

 

 マイナンバーに関しては今後の災害時などに機動的に給付できるように預金口座との連携を強化することも検討されています。

 2020年9月~2021年3月にかけてはマイナポイント事業として5000円が給付される予定もあります。
さすがに住基カードの二の舞ということはもうないでしょうし、多少の不安はありますが、そろそろマイナンバーカード取得の手続きをしてもいい時期かも知れません。