震災の寄付金控除

posted by 2020.03.11

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 毎年3月11日は震災の寄附金控除を取り上げているので今年も。

 今年の確定申告は期限が伸びた分、いつもと雰囲気が違いますが、変わらず多い内容が「ふるさと納税」です。
令和元年6月1日以降は、返礼品の還元率が3割以下、かつ地元産品に対象が限定されましたが、それでもお得感があるからか改正により減った感じはありません。

 税金の効果で言うと「ふるさと納税」「日本赤十字社の震災義援金」は実は同じで2,000円を引いた残りが所得税・住民税から控除されます
違いは特産品がもらえるかどうかだけです。
特産品がなければ税金を前払いしただけ、ということになりますが税金の使い道を自分で決めることはできます。
ある意味「ふるさと納税」の本質と言えるかも知れません。

 

 赤十字の東日本大震災義援金は受付が2021年3月31日まで延長されています。
また東日本大震災以外にも28年熊本地震、29年九州北部豪雨、30年豪雨、30年北海道地震、令和元年8月豪雨、台風15号と19号についても現在受け付けされています。

 寄附の方法は郵便局での払込み、銀行振込、赤十字サイトでのカード払い、コンビニのFamiポートなど様々なものがあります。
試しにクレジットカード払いでやってみましたが5分もあれば手続きできました。
なお残念ながらワンストップ特例には対応していませんので確定申告は必要です。

 

 震災から9年経ち、段々寄附額も減っているようです。
ふるさと納税は確かにお得ですが、一口ぐらいは震災の義援金があってもいいのではと思います。