電子契約書を導入する企業が増えています。
弁護士ドットコムやセコムといった企業がサービスを提供していますが、これはどういったものなのでしょうか。
<電子契約とは>
紙ではなくネット上で合意する契約を言います。
元々契約は口頭でも成立するものが大半ですが、証拠として残すため、また法定帳簿書類として必要であることから、紙で作り、ハンコを押すのが通常です。
電子契約ではハンコや自筆に代わる手段として、電子署名やタイムスタンプが使われます。
<メリット>
・コスト削減(印紙代、紙代、保管費用等)
・スピードアップ(作成手間少なく、書類のやり取りもない)
・安全性が高い(紛失や改ざんリスクが低い)
<デメリット>
・相手先の同意が必要
・帳簿書類の電子化に一定の手続きが必要
・そもそも電子化できない書類もある(定期借地契約など)
・サービス提供元のセキュリティーの問題
決算や申告をする上で電子契約書はどのように取り扱われるかについては次回へ続きます。