”あらゆる税務手続きが税務署に行かずにできる社会”
税務行政のDX(デジタル・トランスフォーメーション)で標榜されているテーマですが、9月1日発足のデジタル庁で進められるようです。
税務行政のDXの中では、データを自動的に取り込んで数回のクリック・タップで確定申告が完了する仕組みを目指すとされていました。
この時はマイナポータルで電子データを集約するイメージでしたが、各種データが全ての人に電子的に交付されるのは少し先になりそうなので、まずはスマホでの読み取りからスタートするようです。
<対象者>
・給与2000万円超(年末調整不可のため)
・給与が2か所以上
・ふるさと納税が6か所以上(ワンストップ特例不可のため)
・住宅ローン控除 等
<流れ>
① スマホで紙の源泉徴収票を撮影して読み込み
② 追加情報入力(ふるさと納税先や住宅ローンの情報など)
<開始時期>
・2022年1月運用開始 ⇒ 令和3年分確定申告から
スマホで撮影して自動入力されるのであれば、事前準備も少なくハードルは低そうです。
せっかくできたデジタル庁なので目に見える利便性向上が期待されます。