先日”公益法人の8割で源泉徴収漏れ”という記事が出ていました。
公益法人(学校法人、社会福祉法人、宗教法人、財団・社団法人など)は税金がかからない、というイメージがありますが必ずしもそうではありません。
確かに公益性の高い活動に対しては法人税や固定資産税がかかりませんが、駐車場業など収益事業に対しては普通法人と同じように税金がかかります。
また給料や報酬を支払った場合にも源泉徴収が必要です。
この源泉徴収が過去5年の調査実績によると82%で徴収漏れとなっていました。
普通法人や個人事業での漏れが26%程度なので突出して高いことになります。
原因としては税金がかからないという思い込みと税務調査の可能性が低いことによる油断、かっこよく言うとモラルハザードが起きていると考えられます。
こういったことが重なると優遇制度の見直しという話にもなり兼ねませんので「バレなければいい」ではなく正しい処理を行ないましょう。