前回、個人名義の車を買い取る場合の注意点についてご説明しました。
より簡単な方法として”買わずに借りる”場合の注意点について見てきます。
③借りる場合
<概要>
買い取るよりも手続きは簡単で、賃貸契約書(リース契約書)を作成すればOKです。
<注意点>
買い取る場合に比べると経費になる金額は少なくなります。
所有に伴う税金、車検費用、保険料等は従来通り個人が負担することになります。
減価償却費についても会社では計上できません。
その分を織り込んだリース料を設定すればいいのでは、ということになりますが、受け取る個人側では確定申告が必要ですので個人の税額が増えてしまいます。
そもそも確定申告が必要になること自体が煩雑でデメリットと言えます。
買い取る場合、借りる場合に共通することですが、会社で事業に使っていることが大前提です。
1台を個人でも会社でも使う場合は、100%会社用と言い切れないところがあります。
その場合は形式面である名義も重要になってきますので、できるだけ会社へ名義変更をする、少なくとも次に買い替える場合は最初から会社名義にすることをお薦めします。