先日、国土交通省から公示地価が発表されました。

 

＜公示地価って？＞

毎年１月１日時点の土地の更地としての「正常な価格」を表わしています。
「正常な価格」とは何かと言うと、実際の土地売買は需要と供給の関係、売り急ぎなど個別事情によって変わってくるので、そういうものを外した価格を言います。

 

＜どう使う？＞

土地売買の目安にするため、公表されています。
あくまで目安なので実際の売買価格は個別事情で変動します。
相続税を計算するための路線価は公示地価の８割程度、固定資産税を計算するための固定資産税評価額は公示地価の７割程度となっています。

 

＜どう計算する？＞

１地点に対して２名以上の不動産鑑定士が別々に現地を調査し、近隣の土地の売買実例や家賃収入などを考慮して計算した評価をもとに、国土交通省の土地鑑定委員会が決定します。
不動産鑑定士さんはこの仕事があるので１２～１月は猛烈に忙しそうです。

 

 今年の傾向については次回に続きます。