今年は今日で仕事納めという会社が多いのではないでしょうか。
日の並びがよく休みが長いのでのんびり帰省される方も多いかも知れません。

 

　この帰省旅費ですが、単身赴任などの場合に会社が負担してあげることがあります。
税金の扱いはどうなるのでしょうか？

 

　会社としては経費になります。定額でも実費精算でも同じです。
ただし受け取った社員の側では「給料」として所得税が課税されてしまいます。
会社都合で単身赴任してもらってるのにちょっと酷かな、という面もあるので、仕事と絡ませれば所得税は非課税にできます。

　例えば会議が月曜で、金曜日に移動して土日に帰省する、というのがＯＫです。
目安としては帰宅する日が２日までとなっています。
この規定は単身赴任を想定しているので、家族で実家に帰省する、というのは含まれません。
また業務と個別に組合わせるので、毎月５万円必ず支給する、というものでもありません。

 

　なお会社負担ではなく個人で負担する場合は、特定支出控除の適用が受けられます。
帰省旅費以外にも資格取得費、通勤費、本代、制服代、交際費などの合計が給与所得控除額（サラリーマンの経費）の１／２を超える場合には、確定申告により超える部分を経費として追加で給料から引けます。

 

　あさびじも年内は今日が最後になります。
一年間読んでいただきありがとうございました。
年末年始しっかり充電して年明け１／５からスタートします。