よその会社は実際どれくらい接待しているものなのか、平成23年度の統計値がありますので紹介しておきます。
営業収入10万円当たりの交際費は平均226円(売上の0.22%)。 逆算すると交際費全額損金枠の800万円を使いきるには売上35億円以上が必要ということになります。
業種別では、最も多いのは不動産業の553円で、建設業534円、サービス業374円と続いています。
なお、800万円以下全額損金の改正は平成25年4月1日以後開始の事業年度からです。 2月決算法人であれば平成26年3月1日以後の交際費からですので、フライングにはくれぐれもご注意ください。
また当然ですが、個人的な飲み食い等を交際費にすると給与課税になることは従来と変わりありません。
中小企業の営業活動を後押しする今回の減税。交際費を有効に使って景気回復につなげていきたいものです。