誰もができれば関わりたくない税務調査。特に相続は何十年に一度の出来事ですので大抵の方が相続調査は初めてです。調査の際に落ち着いて対応できるよう相続調査の現場をご紹介します。
通常は税理士に日程の事前連絡があり、調査当日は朝10時頃調査官が来ます。調査官は2人で来て1人は相続人と話をして、もう1人は資料を調べるというように役割分担することが多いです。調査は世間話から入りますが亡くなった方の経歴や趣味などをさりげなく聞きながら財産の全体像を掴んでいきます。通帳やハンコの管理状況についても聞かれ、保管場所までついてくることもあります。
プライベートなことを質問されたり、相続と関係のない通帳まで要求されるなど気持ちのいいものではありませんが質問には素直に答えて早めにお帰りいただくのがベターです。
但しサービス精神を発揮して聞かれていないことまで喋ってしまうとそれを糸口に長引くことにもなりかねないので気をつけましょう。