会社の決算月

posted by 2013.04.9

会社を設立する際、決算月をどう決められましたか?

取引先に合わせている、在庫が少ない時期、決算作業に時間が取れる閑散期、個人で馴染んだ12月など様々な理由があると思います。

上場企業の印象が強いため3月決算が多いと思われがちですが、国税庁の統計によると3月決算は約50万社で全体の約2割に留まります。なお2番目に多いのが9月決算の約28万件、3番目12月決算の約26万件です。

3月決算が多いのは国や地方の会計年度に合わせているのが主な原因と考えられますが、上場企業の決算期にも最近変化が見られます。国際会計基準(IFRS)の適用を見据え、JTや花王など海外事業の割合が高い企業では海外で多い12月決算への移行が進んでいます。
 

決算といえば6月下旬に一斉に株主総会を開くニュースを思い出しますが、グローバル化が進むと、その光景も変わってくるかも知れません。ただ、12月決算の申告期限である2月は個人の確定申告時期と重なるため、12月決算ばかりというのは会計事務所泣かせではあるのですが…。