教育資金の1500万贈与が4月1日から始まっています
【ポイント】
① 祖父母(直系尊属)が金融機関に子・孫名義の口座を開設し、一括拠出した場合、子・孫ごとに1500万円まで贈与税非課税
② 教育費の範囲は、学校の授業料はもちろん塾やスポーツなどの習い事の月謝等もOKですが、学校以外は500万円が限度
③ 金融機関が使途を領収書等でチェックし保管
④ 子・孫が30歳に達する日に口座は終了し、使い残しがあれば贈与税が課税
⑤ 平成25年4月1日から平成27年12月31日までの3年間の措置
【注意点】
① 子・孫名義の口座は1金融機関の1営業所のみ
② 限度額1500万円までは追加可能(H27.12/31まで)
③ 110万円贈与との併用可能
【各信託銀行の取り扱い状況】
三井住友信託銀行・三菱東京UFJ信託銀行・りそな銀行が4月1日からサービス開始中
みずほ信託銀行が4月5日から開始予定
【サービス内容】
申込金額は三井住友信託銀行・りそな銀行は5千円以上、三菱東京UFJ信託銀行は10万円以上から。
手数料は各行とも無料が基本(運用に対する報酬は必要)
払い出しは、まずは子・孫が立替払いし、信託銀行が領収書等を確認し子・孫に振り込む『後払い』が基本
ただし、請求書等があれば直接学校等へ振り込む『前払い』にも対応してくれます。
各行とも大きな差がありませんが、定期金利の優遇があるなど多少差はあるようです。今後は各行でサービスにもっと差が出てくるかも知れません
1人の子どもが幼稚園から大学まで全部国公立に通っても約800万円、大学だけ私立でも約1000万円、全部私立なら約2200万円必要と言われています。
手続きは若干手間ですが活用を検討する価値はありそうです。