税制改正大綱の前文である基本的考え方から本音と今後の方向性を探っていきます。
<法人税>
法人税率引き下げの財源確保(のために取れるところから取る)
租税特別措置は期限の来たものからゼロベースで見直し(ジワジワ増税)
建物附属設備や構築物の償却方法を定額法に一本化(投資時の償却費減少)
中小法人向けの優遇を資本金以外の指標も組み合わせて絞り込み
協同組合や公益法人の過剰支援も検証
<所得税>
所得税の各種控除や税率の一体的見直しを丁寧に検討(賛否両論あるので先送りするが本当は配偶者控除を廃止したい)
三世代同居の促進(保育園の不足の補完)
寄附制度の拡充 (予算をつける余裕もないので…)
市販薬の医療費控除(保険が効かない薬を買ってもらって国の医療費削減)
<地方創生>
企業版ふるさと納税(国が都市の財源を取り上げると反発あるので自主的にしてもらう)
空き家売却の譲渡所得の特別控除(新陳代謝を促し、投資で活性化も)
<消費税>
酒類と外食を除く飲食料品と新聞に軽減税率導入(本音むき出し・・・)
インボイス制度を平成33年4月に導入(簡易課税や免税事業者の益税もこの時に解消したい)
<環境整備>
悪質な事例への加算税を強化(まだまだ罰金が軽いので)
マイナンバーの記載を不要にして管理負担軽減(普及が進まないので…)
次回から各論に入っていきます。
Merry Christmas!!