過去に税務署に提出した申告書を紛失してしまった。
でも内容がどうしても知りたい。
こういう場合は税務署で申告書を閲覧することができます。
自分が出したんやからいつでも見れそうなもんですが制度自体は平成17年と比較的新しく、個人情報保護の観点から要件は厳しいです。
<どこで?>
申告書を提出した税務署の管理運営部門
<誰が>
本人又は代理人
≪本人≫
法人の場合は代表者。個人で亡くなっている場合は相続人
≪代理人≫
・未成年者又は成年被後見人の法定代理人
・配偶者及び4親等内の親族(兄弟、甥姪、いとこまでOK)
・税理士、弁護士、行政書士
・法人の役員又は従業員
<範囲>
申告書や添付書類
ただし医療費領収書は見られません。全ては残せないのでしょう。
実務的には時効期間が経過した申告書は税務署には置いてありません。
倉庫を探せば残っているかも、という状況のようです。
<必要書類>
・申告書等閲覧申請書
・本人確認書類(免許証や保険証など)
代理人が閲覧する場合は書類が増えます。
・委任状(実印押印)
・委任する方の印鑑証明(30日以内)
・代理人の身分証明書(税理士証票など)
<注意点>
コピーも写真も禁止ですので書き写すしかありません。
量が多い場合は大変です。
このようになかなか手間がかかります。
申告書はなくなさないようしっかり保管しておきましょう。