相続の流れ

posted by 2016.01.5

 相続税の申告期限は、被相続人の死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内です。納付の期限も申告期限と同じです。
申告期限までは、他の税金に比べると時間があるように感じますが、申告期限は思った以上に早く来ます。
また、申告期限以外にも期限のあるものがあるため注意が必要です。

相続の開始 死亡届の提出 7日以内に死亡診断書を添付して市区町村役場に提出
通夜・葬儀 葬式費用の領収書などを整理・保管
遺言書の確認 遺言書があった場合は、家庭裁判所で検認・開封
    (公正証書遺言の場合は不要)

 

3ヶ月以内 相続人の把握 戸籍謄本などを収集し、相続人を確定
相続財産の調査 相続財産・債務を把握し、相続するか放棄するか決定

相続放棄

・限定承認

財産より債務が多い場合など

 

4ヶ月以内

被相続人の所得税
申告・納付

(準確定申告)

死亡した年の1月1日から死亡した日までの所得に係る所得税。被相続人が消費税の課税事業者であった場合は、消費税の申告納付も行う

 

10ヶ月   以内 財産の評価・確定 相続財産を評価し確定
遺産の分割 相続人全員で遺産をどう分けるかを協議
遺産分割協議書の作成
 (期限はありませんが、申告までに遺産分割が確定しているのがベター)
遺産の名義変更 不動産の相続登記など
 (期限はありませんが、遺産分割が確定したら速やかに行うのがベター)
申告・納付 被相続人の住所地の税務署へ申告・納付
 (延納・物納の申請する場合は申告と同時にする)