前回の続きで法人番号の目的とメリットを見ていきます。
<目的>
① 行政の効率化
② 国民の利便性の向上
③ 公平・公正な社会の実現
ここまでは個人のマイナンバーと同じで共通番号を作ることのメリットと言えます。
法人番号で追加されるものが…
④ 新たな価値の創出
漠然としてるのでキャッチフレーズも作られています。
『法人番号で、わかる。つながる。ひろがる。』
<メリット>
『わかる。』
・名称や所在地が公開されるので最新の情報が入手できる。
・取引先情報の登録・更新が容易になり、新規営業も可能。
『つながる。』
・同じ取引先番号を使うことで部署間で名寄せがしやすくなる。
・行政においても法人の特定や名寄せが容易になる。
『ひろがる。』
・行政手続きのワンストップ化が実現すれば負担が軽減される。
・国民に対し、有用な企業情報の提供が可能(?)
平たく言うとこうなります。
・名簿を買わなくても最新の法人情報を入手できる。
・名寄せが容易になり、社会保険の加入状況などがチェックできる。
個人のマイナンバーに目が行きがちですが法人番号もメリット・デメリットともにかなり影響がありそうです。