関連会社などを使わなくなった場合にほったらかしにされることがあります。
というものも正式に解散・清算するとなると負債を全部返済した上で手間と費用をかけて登記と申告をしないといけないためです。
会社が動いてなければほったらかしにしててもすぐに税金や罰金がかかるわけでもないので放置されがちです。
それでも休業届を出した上で申告はしておきましょう。
わざわざ出すメリット、デメリットは以下の通りです。
<メリット>
- 新たに事業をする場合に活用できる。新規に設立すると費用が40万円近くかかる。
- 損失が残っていれば9年間繰り越せるので次の事業で損失を活用できる。
- 会社が稼働していなくても休業届を出しとかないと都道府県と市町村から均等割を払わされる。
- 2年間無申告にしておくと青色申告が取り消される。青色申告でなくなると欠損金の繰越など各種特例が使えなくなる。
<デメリット>
- 動きがなくても毎年忘れずに申告書を出さないといけない。
- 休業中も任期が満了すれば役員変更登記が必要。(定款変更で任期は10年に変更しておきましょう)
なお、人から休眠会社を譲ってもらうのはよほど信用できる人でない限りお薦めしません。
保証債務(借金の保証人になっている状態)は登記簿謄本や決算書に全く出てこないためリスクがあります。