1位:長崎県平戸市 14億6272万円(干物)
2位:佐賀県玄海町、10億6662万円(魚介類)
3位:北海道上士幌町 9億7475万円(牛肉)
4位:宮崎県綾町 9億4397万円(豚肉)
5位:山形県天童市 7億8088万円(果物)
ふるさと納税を紹介する「ふるさとチョイス」による2014年度ランキングです。
特産品目当てで寄附する方が多いこと、九州の自治体が上位に多いことが特徴としてあります。
変わったところでは劇場でコンサートを行なう権利(宮崎県)や家事代行サービス(北九州市)というようなものまであります。
寄附が急増している背景として自治体間の競争がエスカレートしていることと税制の簡素化があります。
平成27年4月1日以降のふるさと納税については確定申告のいらない「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が創設されました。
以下の要件を満たせば適用があります。
・本来確定申告をする必要がない(主にサラリーマン)
もともと確定申告の必要がある方や、医療費控除や住宅ローン控除(初年度)を受けるために確定申告をする場合にはこの制度は適用されません。
・平成27年1月1日から3月31日までにふるさと納税をしていない
平成27年3月31日までにふるさと納税をしている場合はワンストップ特例の対象にはなりませんので、平成27年4月1日以降の寄付も含めて確定申告が必要です。
・寄付先が5団体以下である
6団体以上に寄附をすると確定申告が必要となります。
この制度の適用を受けるためには、ふるさと納税をする際に「申告特例申請書」を寄附先に提出しなければなりません。
なお、確定申告が不要になるぐらいなので所得税は還付されません。
所得税の減税分相当額も含めて住民税から控除されます。
そのため還付の時期は確定申告後の4~5月頃ではなく、住民税を支払う6月以降になります。
ただし寄附には上限がありますのでお得感に釣られ寄付し過ぎて普通の買い物にならないように気をつけましょう。
目安は年収300万円で1.9万円、年収500万円で5.2万円、年収1000万円で17.6万円といったところです。