業績が回復している企業では永年勤続表彰を行なうところもあるようです。
永年勤続者を表彰する場合、渡し方によっては給与として税金がかかることがあります。
税金がかからないための基本ルールは次の通りです。
① 勤続年数や地位などに照らして、社会一般的にみて相当な金額
② 勤続年数がおおむね10年以上
③ 同じ人を2回以上表彰する場合、前の表彰からおおむね5年以上あいている
”社会一般的にみて相当な金額”は時代や会社によって変わりますが、勤続10年で5万円、20年で10万円、30年で20万円ぐらいならセーフです。
どう渡すかによって給料かどうかも変わります。
〇がセーフ、✕が給与課税です。
〇 記念品
✕ 現金
✕ 商品券
△ ビール券
〇 数種類からの選択
△ カタログギフト
✕ 従業員が金額の範囲内で自分で探してくる
〇 旅行券(1年以内に使用、報告書作成、余った券は返金)
〇 旅行招待
自由度が大きく現金に近いものは給与課税になります。
どうせ表彰するのであれば天引きのないようにもらえる方が嬉しいので渡し方には注意しましょう。