中間決算のススメ

posted by 2015.04.13

a0002_003098

 年1回の決算とは別に「四半期決算」「中間決算」というものがあります。
四半期決算は3ヶ月ごとの途中経過を報告するもので、半年目のものを特に中間決算と言います。
いずれも投資家への情報提供を目的として上場企業に義務付けられています。

 

 義務は義務としてそもそも中間決算の目的は何なのでしょう?

① 途中経過に応じて年間予想を修正する

② 予想との差から後半の対策を講じる

③ 仮の決算業務を行なうことで本決算の処理がスムーズになる

 

①は情報開示の面がありますが、②③は上場非上場に関わらず必要です。

②に関しては、年間で締めてからでは対策を講じることができず、予想外の赤字あるいは黒字となってしまうことがあります。

③に関しては、決算処理をシミュレーションしておくことで本決算で段取りよく進めることができます。
仮の決算業務とは具体的には、内容の精査、在庫の実地棚卸、未収未払の計上、収支予想、税額予想などです。

 

 理想を言えば四半期決算あるいは月次決算ですが、まずは中間決算の精度を高めることから始めてみてはどうでしょうか。