非営利活動を行なう場合、いろんな形態があります。
一番簡単なのは任意団体ですが、これは法人格がないため契約主体になることができません。
法人を作る場合は、NPO法人と一般社団法人が比較的作りやすいです。
NPO法人とは「Non Profit Organization」の略で日本語では「特定非営利活動法人」と訳されます。
”非営利”と言っても儲けないわけではありません。
事業継続にはお金が必要ですので稼ぐこと自体は何ら問題なく、それを株主などに分配しない、という点で非営利です。
NPO法人と一般社団法人の違いはNPO法人の方が公益寄りで要件がやや厳しく、その分設立時や毎年の税金が安くなるメリットがあります。
NPO法人の主な要件は次のようなものです。
・共益でなく公益(不特定多数の多数の利益の増進)
・営利を目的としない
・理事3名以上、監事1名以上の役員が必要
・役員のうち報酬を受ける者が1/3以下
・役員のうち3親等内の親族が1/3以下
・社員(設立時の会員)が10名以上
・毎年、都道府県庁への報告が必要
さらにNPO法人の中には「NPO法人」と「認定NPO法人」があります。
似ていますが大きな違いがあるので明日はそこを見ていきます。