夏と言えば海、山、いえ税理士試験の季節です。
今日から3日間税理士試験があります。
税理士になるにはいくつかのルートがありますが、まずは試験から。
1.試験科目
9科目中5科目取れば合格ですがルールがあります。
① 簿記論
② 財務諸表論
③ 所得税法
④ 法人税法
⑤ 相続税法
⑥ 消費税法または酒税法
⑦ 国税徴収法
⑧ 住民税または事業税
⑨ 固定資産税
①簿記論と②財務諸表論は必須。
③所得税法と④法人税法はどちらか1つを必ず選択。
⑥と⑧が「または」となっているのはボリュームが少ない科目なのでどちらか1つしか選べなくなっています。
受験者数は最も多い入門の簿記論で2万人弱、最も少ない住民税では800人をきります。
受験者が少なくボリュームが少ない科目が有利かというとそういうわけではなくかえってレベルが上がって難しくなったりします。
5科目いっぺんに合格する必要がなく、1つずつ積み上がればOK
一旦科目合格すれば一生有効です。
1科目ずつでいいため、働きながら専門学校に通って受験する人が多いです。
一度に全科目合格する強者も年に数人いますが、平均では8年かかります。
2.受験資格(主なもの)
① 大学又は短大等で法律学または経済学を1科目以上履修
② 日商簿記検定1級または全経簿記検定上級合格
③ 会計、財務、税務の実務経験3年以上
3.合格率
科目ごとの合格率は年によって10~20%とばらつきはありますが平均12%前後。
試験で5科目全部揃う人は毎年1000人弱。
ただし実際に税理士に登録する人は3000人弱います。
差の2000人がどうなっているかは明日へ続きます。