国税庁発表の資料によると交際費が久々に増えています。
平成24年度は2兆9010億円で前年度比で0.8%増。
アベノミクスが始まったのが平成24年後半なので景気回復の効果が出ていると考えられます。
全業種の平均で言うと売上1億円あたり年間約21万円。
意外に少ない気もしますが、売上の巨大な大企業も含んだ統計であるため、ならすと少なくなります。
<業種別ランキング>(売上1億円あたり)
① 建設業 約55万円
② 不動産業 約54万円
③ サービス業 約42万円
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⑮ 機械工業 約15万円
⑯ 金融保険業 約14万円
⑰ 鉱業 約13万円
税務調査に関しても同業に比べて目立って交際費が多いと調査に行く動機になります。
この統計のあとに交際費に関しては追い風になる改正がありました。
・中小企業の交際費枠を800万円まで拡大(平成25年4月1日以後開始)
・全企業の接待飲食費は50%まで経費OK(平成26年4月1日以後開始)
景気回復も何とか持続しているので今後も交際費はしばらく増えると予想されます。