昨日の続きで「freee」体験記です。
個人版を使ってみた上で感じた<長所><短所>をプロの視点だけではなく、主にユーザーの視点で見ていきます。
<長 所>
・クラウドなのでスマホなどを使い、いつでもどこでも作業ができる。
・データ取り込みで預金出納帳が自動的に作れてしまう。
通帳のデータをインターネットバンキングから自動的に取り込めます。
また通帳だけでなくクレジットカート、アマゾン、ピタパなどの利用履歴も取り込めます。
ただデータ取り込みにはパスワード入力が必要なので、セキュリティが気になる方にはお薦めできません。
・科目や摘要が選べるので簿記の知識が不要。
取り込んだデータに対して、予測の科目が入っています。
摘要に関しても一般的な内容は選べるように初めから入っています。
毎月出てくるものは登録すれば取り込み時に自動的に仕訳ができます。
・ユーザーサポート(メール、チャットなど)の対応が早い。
<短 所>
・現金出納帳は自動的にできないので従来通り作る必要がある。
・現金や預金の取引をベースにしているので売掛金が多い場合は使いづらい。
・価格が高い。
「freee」という名前ですが「タダ」ではありません。
3ヶ月は無料ですが、その後は個人で月980円、法人で月1980円かかります。
メジャーな会計ソフトである「弥生」の場合、ソフトは買取りで個人が約10000円、法人で約36000円。
「freee」は無料期間を含めても個人で14ヶ月、法人で22ヶ月で支払額が「弥生」を逆転します。
<まとめ>
今まで帳面を付けるのが長続きしなかったという方にお薦めです。
取り込み機能がとにかく楽チン。
ある程度知識がついて物足りなくなった、あるいは取引が複雑になってきたという場合には他の会計ソフトにステップアップするのもありかと思います。