カードで支払いをした場合は後で明細が送られてくるので領収書はいらない、
と思われがちですが実は違います。
カード会社から月に1回送られてくる”ご利用明細”は「カード会社が立て替えてくれている一覧」です。参考資料にはなりますが、”領収書”ではありません。
領収書はお金を受け取った相手が発行するものですので、支払った時にその都度作ってもらう必要があります。
なお厳密にはお店はこの時点でまだお金を受け取っていないので領収書を発行するのは変ですが、サービスの一環として作ってくれています。
ではカードで支払った場合にその都度もらえる”クレジット売上票”はどうでしょうか。
これも厳密にはお店の領収書とは言えませんが、「相手方、支払日、内容、金額」という経費にするために必要な情報が入ってるので領収書に近い証拠能力があります。
本人のカード番号もあるので単なるレシートよりも信憑性が高いとも言えます。
いずれにしても領収書を発行してもらうのが原則ですので、手間ですが「領収書お願いします」の習慣をつけましょう。
なお宛名が「空欄」「上様」となっているのもたまに混ざるぐらいならいいですが、そればっかりだと信憑性に欠けるので宛名も書いてもらいましょう。
当たり前の話ですが、より重要なのは形式でなく内容です。
事業に必要なものかしっかり説明できるようにしておきましょう。