税務調査の立ち合い時間

posted by 2014.04.10

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昨日に引き続いて税務調査よくある質問シリーズ

「ずっといてないとダメですか?」

そんなことはありません。

税務調査は個人で1~2日、法人で2~3日が一般的ですが、その間社長や経理担当者が調査に付きっきりでは他の仕事が止まってしまいます。
あくまで「任意調査」なので「できる範囲で協力する」で十分です。

具体的には社長は初日の午前中だけ対応してもらったらOKです。
初日の午前中は会社の概要や歴史、商売の流れなどを聞かれるので社長が直接話をするのがベターです。
経理担当者は質問があれば、資料を用意する、出てきて答える、でOKです。

ちなみに我々税理士はずっと張り付いてます。
調査官が書類をめくっているだけの時間帯は実は暇ですが、手元を凝視して何を調べているかを推測して次の対策を考えます。
また世間話をしながら調査官の経歴や性格に関する情報も集めます。

ただずっと探り合いでは調査は前に進みません。
いろんな話をして、質問に対しては迅速に書類を用意して答える
この繰り返しで信頼関係を作ることで調査はスムーズに進みます。