還付加算金とは払い過ぎた税金が返ってくる時に付く利息のことを言います。
7.3%というものすごい率の時代もありましたが、最近は4.3%の時代が長く続きました。
それでも高利率なので、運用目的でわざと多く払う人もいました。
裁判で国が負けて400億円という巨額な還付加算金を払う例なんかもありました。
そこで「いつから」「利率」が改正され、還付加算金で”一儲け”というのはほぼできなくなっています。
①「いつから」の短縮(平成23年度改正)
改正前:納期限の翌日からカウント
改正後:還付確定後の1ヶ月後からカウント
②「利率」の引き下げ(平成25年度改正)
改正前:4.3%(公定歩合+4%)
改正後:1.9%(短期貸出約定平均金利+1%)
利率については現実的な数字になりました。
還付加算金の利率は罰金である延滞税の率と連動しているのでやむを得ない面もあります。
なお延滞税は期限から2ヶ月を過ぎると跳ね上がるので万が一遅れる場合も2ヶ月以内に払いましょう。
改正前で何と14.6%、改正後でも9.2%です。