領収書をもらった時に宛名が書いていない、あるいは「上様」となっていることがあります。
これは原則として経費とは認められません。
ただし、ランチのものすごい忙しい時間帯に社名まで手書きした領収書を別でもらうのも気が引けますし、家電量販店などでは宛名なしで発行して「これで税務署の了解はもらってます」と言い切るところもあります。
こういう場合はやむを得ないのですが、これに味をしめていろんなところから領収書をもらってきたり、場合によっては買ってくる人もいます。
これは節税ではなく明らかな脱税で、高額の罰金を課されます。「ばれないだろう」と思われがちですがちゃんとばれます。
ではなぜ税務調査でばれるのか。一体どこを見ているのか。
・領収書発行の場所に不自然さがないか。遠方であったり逆にやたら自宅の周りであったり。
・日にちに不自然さがないか。出張や会議の日程や領収書どうしの重なりもチェックしています。
・独特の嗅覚。何か臭うようです。領収書の発行先に反面調査をすることもあります。
脱税にエネルギーを使うぐらいなら売上げを稼ぐ方にエネルギーを使いましょう。どうせばれますので。