『統計学が最強の学問である』 

posted by 2013.06.3

 以前 「統計でウソをつく方法」 という本を紹介しましたが、何か統計というものに対する不信感を植え付けてしまったのではないかという気がします。そこで今回は「統計」の正しい使い方を紹介させて頂こうと思ってこの本を選びました。

『統計学が最強の学問である』 西内啓(著) ダイヤモンド社 

  統計学は最強の学問だそうです。それはなぜなのか。著者曰く、「データを集めて分析することで、最速にして最善な答えを得ることが出来る」から。
最速・最善です。大きく出ました。さて本当なのでしょうか。それはこの連載を読んでいただければ分かります。

 本書は「統計学にまつわる面白エッセイ」という体裁なので、数学が苦手な方でも心配いりません。小難しい話も少しは出てきますが、そんなものはほっといて、統計学がどのように世のため人のために役立っているか、という話を中心に紹介していきます。
(つづく)