繰り返しになりますが、融資の可否は格付けで決まり、格付けは決算書で決まります。
今回は、前回の損益計算書編の続編として、決算書の一つである貸借対照表の仕組みと、格付けをアップさせる貸借対照表の作り方を説明します。言葉だけで説明するのは難しいのですが、何とかやってみます。
それではまず、貸借対照表の仕組みです。
貸借対照表というのは、決算日時点における資産や負債の残高一覧表です。
現預金がいくらあるとか、銀行からの借入金がまだこんだけ残っているとか、そんなことが記載されています。そして「どの残高をどの部分に記載するのか」が決まっています。
(つづく)