昨日の続きでクルマの購入に関してよくある質問を見ていきます。
≪現金払いかローンか≫
よく聞かれる質問です。
どちらも購入には変わりないので節税効果は同じです。
金利分だけ多く払うことになるので可能であれば当然現金払いがベターです。
最近多いのが「残価設定型」のローン。
会計処理としては通常のローンと同じですが、3~5年後の更新時の処理が通常とは少し違います。
更新時には、買取り o r返却 or 継続ローンを選択する契約が一般的です。
返却の場合はディーラーに売ったことになるため、追加払いが出た場合には売却損になります。
≪ローンかリースか≫
これもよく聞かれます。
リースの場合は毎月決まったリース料が経費になっていきます。
ローンの場合は購入なので減価償却費として経費になります。
定率法を選択している会社が多いので償却費は前半が多く、後半が少なくなります。
(例)
① 200万円の乗用車を5年リース
月4万円のリース料
年間経費は48万円
リース料には各種税金、車検費用等が込みなので支払いが平準化し、事業計画が立てやすいという特徴があります。
②200万円の乗用車を5年ローン
月3.6万円のローン支払い
年間経費は償却費666,000円
各種税金・車検費用は別でかかります。
節税という観点ではローンが有利で、管理という面ではリースが楽です。
次回は個人編です。