もうすぐ師走。
今年も年末調整の季節がやってきました。
小遣いが増えると期待しておられるお父さん方もおられるかも知れません。
「そもそも年末調整って何?」
「なぜお金が返ってくるの?」
という基本の部分から去年の記事をバージョンアップさせながら解説していきます。
第1回目は去年からの変更点
① 復興特別所得税
平成25年から平成49年までの間、復興財源確保のため所得税が2.1%上乗せされています。
この上乗せ分は年末調整で徴収するわけではなく、毎月の給料から徴収されている源泉所得税に既に含まれています。
したがって還付額には復興税が原因での大きな変動はありません。
② 給与所得控除額の制限
サラリーマンに認められる計算上の経費を”給与所得控除額”と言いますが、これが平成25年から245万円で頭打ちになります。
給料で言うと年収1500万円超の人は増税になります。
極端な例ですが、年収1億円の人であれば給与所得控除額が670万円→245万円に減るので、約210万円の増税になります。
次回以降、年末調整のキホンについて見ていきます。